『植物知識』牧野富太郎
わたしたちはみかんの毛の汁をすすり、バナナの皮を食べていた。
切欠:
タイトル買い
内容:
日本の植物学の父、牧野富太郎先生による植物についての概説本。
植物素人向けに書かれているので難解な用語も少なく、あったとしても注釈が付いているので読みやすい。
感想:
「である」調で語られ古く難しい熟語が使われている箇所があるにも関わらず、不思議と軽快に感じられる。気が付いたら読み終えていた。
植物について、これまで知らなかった事実を次々と教えてくれる。
太字の他にも、
・「アヤメ」はショウブ
・ユリを「百合」と書くのは間違い
・イチゴの赤い実は実は茎
など。
読み進めるうちに先生の植物愛を感じ、なんだかこちらまで楽しい気分にさせられる。
薄く手に取りやすいので、午後のお茶のお供に良い。